人生はチョコレート箱

ご存じの方も多いでしょう。映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」で 

主人公フォレスト・ガンプの母が彼に伝えていた言葉です。 


「人生はチョコレート箱のようなもの。開けてみるまで何が入っているか分からない。」
本当に、人生は何が起こるか分からないものですよね。
私は、この言葉に対して、もう一つ別の解釈をしています。
チョコレートの箱を上から見るか、下から見るか。

あるいは、横から見るか、斜めから見るか。

どこから見るかによって、見え方が違うものです。
どのように見るかで、自らの人生の捉え方が大きく変わるのではないでしょうか。


人生を例にすると、いささか漠然としていますので、職場の出来事で考えてみましょう。

新しく配属された部下は、二ヶ月ほど前から母親を介護しなければならなくなったため、

仕事が遅れ気味になっていました。
そのことについて、上司はこう思っていました。
「介護で大変だとは思うが、担当させている仕事が滞るのは困るな。正直なところ介護経験がないので、

その大変さは分からない。」


さて、ここであなたが上司ならどのように思いますか?
1.介護問題を抱える部下の面倒をみるのは、正直大変だから、

  こういう問題のない部下を配置してくれないかな。
2.様々な悩みや問題を抱えた部下を持つことは、正直大変だけど、

  自分のマネジメント力を高めるチャンスかもしれない。

1の場合なら、何かと理由をつけて、この部下を異動させるべく、人事に働きかけることもするでしょう。
それでも事態が変わらないようなら、イライラしながら日々を過ごすことになるかもしれません。
2の場合なら、苦労すると思いますが、介護問題を抱える部下をもっと理解することができるかもしれません。
また将来、別の部下が介護問題を抱えたとしても、慌てることや、イライラすることは少なくなるでしょう。


私は、2のように考えてくださいと言いたいわけでも、何でもポジティブに考えるべきと

言っているのでもありません。

 

事実や出来事に対する見え方や捉え方が変われば、感情や行動も変わるということを知って欲しいのです。
不安や悩みが大きくなって、ストレスが増加してくると、目の前の出来事を単一的に、また近視眼的に

見てしまう傾向があります。


そのような時こそ、チョコレートの箱を下から覗いてみてはいかがでしょうか?
きっと違うものが見えると思いますよ。